サイト内検索
お問い合わせ サイトマップ
文字サイズ調整 文字サイズナビ 小さめ やや小さめ 標準 やや大きめ 大きめ 文字サイズナビ
ガラパゴスの森 再生プロジェクト
『ガラパゴスの森再生プロジェクト』は「JAGA」と「国際交流NGOピースボート」、そして現地「ダーウィン研究所」が共同で行うプロジェクトです。
毎年ピースボートからは200人以上の日本人がガラパゴスへのツアーに参加しており、このツアーにJAGAが企画した保全活動を組み込むことにより、市民参加型の継続的なプロジェクトが実現しました。

活動報告|『始動』|『植樹』

スカレシアの原生林で繁殖する外来種

 JAGAの新しいプロジェクトとなる「ガラパゴスの森再生プロジェクト」がいよいよ始まりました。

 諸島の人口の半分以上が住むサンタクルス島の高地では、大陸からの外来種シンチョナ(和名:アカキナノキ)がガラパゴスのキク科固有種スカレシアの原生林や周辺に侵入し、1万2千ヘクタールという広範囲に渡り繁殖しています。

 スカレシアはキク科のガラパゴス固有属で、サンタクルス島で森を形成する種は、樹高が10mを越し、幹の直径は20cmにもなり、山地の湿潤地帯に密生した純林を形成することが知られています。ここの環境に適応した樹木がなかったことから、本来草本であった祖先種から高木が進化し、森を形成するようになったと考えられています。

森に侵入し、繁殖するシンチョナ
森に侵入し、繁殖するシンチョナ(手前)
撮影:藤原幸一('06)
 一方シンチョナは、マラリアの特効薬となるキニーネがとれる原料植物で、この島に人間が多く定住し始めた20世紀半ばに持ち込まれたと言われています。繁殖力が強く、樹高8mにも生長し広い葉を広げて日光を遮ることから、回りの植物を枯死させ幼木の生長を止めてしまうため、ダーウィン研究所でも生態系に大きな被害をもたらす危険な外来種として駆除活動を進めています。しかし、駆除が必要な面積のうち、まだ2%しか作業は終わっていないということです。

 この島のスカレシアは、数十年毎の一斉枯死と一斉再生という独特な生態が分かっており、この一斉枯死のときに外来種が侵入・繁殖することで、森は一気に減少すると考えられています。また、植物は多くの生き物に生息環境や食料を提供しており、スカレシアの森の急速な減少によって、被害は生態系全体に及んでいます。



日本の援助で始まった調査・研究

シンチョナ駆除の様子
シンチョナ駆除の様子
撮影:藤原幸一('06)
 ダーウィン研究所では、シンチョナの駆除方法の調査・研究を続け、現在では、一本一本の根元に切り込みを入れ、特定の農薬を塗布することで立ち枯れさせる手法を採用しています。この手法の開発には、1998年から始まった日本経団連自然保護基金のダーウィン研究所への助成金の一部が使われました。

第一歩(スカレシアの幼木)
第一歩(スカレシアの幼木)
撮影:藤原幸一('06)






 シンチョナなどの外来種が除かれた後には、森の中にあるスカレシアの幼木が植えられ、森再生の第一歩が始まります。「森再生プロジェクト」は、外来種の駆除活動と原生種・固有種の植林活動を実施・支援し、本来の森が蘇り、動植物が戻ってくることを目標にしています。

活動報告|『始動』|『植樹』

このプロジェクトは、「国際強力NGO ピースボート」と現地「チャールズ・ダーウィン財団」との共同プロジェクトです。
ピースボートへのリンク(別サイト) チャールズ・ダーウィン財団へのリンク(別サイト)
copyright(c)2005-2008 JAGA All Rights Reserved.
本サイトに収録・掲載されている文章・写真・イラスト等の無断転 載を禁じます。
本サイトのコンテンツの著作権は、日本ガラパゴスの会ならびにそれぞれの著作物の作成者に帰属します。
なお、リンクはフリーです。 本サイトに関するお問い合わせはこちらをご覧ください。