日本ガラパゴスの会(JAGA)とは

日本ガラパゴスの会(JAGA)とは

日本ガラパゴスの会(JAGA)のミッション(使命)

JAGAのミッションは、ガラパゴス諸島の現在の姿、本来の姿を永続的に残す活動を支持、支援することです。

そしてそれを通して自然や自然科学の素晴らしさや面白さを伝え、それらが尊重され守られる世界や日本に貢献することです。

 

なぜガラパゴスを守るのか

ガラパゴス諸島は、複数の海流と上空の強い風が流れ込んで集まる場所に、海底火山の噴火によって誕生した島々の集まりです。

海流と風に乗ってやってきた生物は、隔絶された島の環境に適応するように進化を遂げ、ガラパゴスには独特の世界が出来上がりました。

 

数百万年前という比較的新しい火山島では淡水の確保が難しく、また海で隔離された環境によって、人間の定住が遅れたことから、近年まで開発による大規模な自然破壊を免れ、現在でも人の手の入らない原始の姿の地球の姿を見ることができるのです。

 

そのようにして現代に残ったガラパゴスですが、その科学的価値に初めて気が付いたのが1835年に訪れたチャールズ・ダーウィンでした。彼の大書「種の起源」にはガラパゴスが論証として登場します。

また、人の手の入っていない島の存在は、生物進化の実験場所として理想的な環境を研究者に与えました。

ガラパゴスのある小島で、ダーウィンフィンチという鳥類を使った研究から、近年、進化学上大きな発見があったのも、ダーウィンの偉業と無縁ではありません。

 

ダーウィンの著書に影響を受けた科学者たちは、ガラパゴスの科学的価値を守るため、「種の起源」発刊から100年目に、ユネスコとIUCN、エクアドル政府と協力して、ガラパゴスの保全を担う「チャールズ・ダーウィン財団(CDF)」という国際NGOを立ち上げました。

半世紀以上経った現在でも、CDFはガラパゴスの保全をリードする団体であり、50年間の保全活動の大きな知見を蓄えたブレーンでもあります。CDFの活動資金は、毎年世界中から集まってくる寄附により賄われています。

50年間に渡る世界中からの願いが、ガラパゴスの保全を支えています。

 

私たちがガラパゴスを保全したいと思うのは、ガラパゴスの持つ独特で素晴らしい自然、そして特異でありながらも科学という普遍的価値を見出すことができる生態系、さらに長年に渡り試行錯誤が続けられてきた保全の経験と知識、それら全てが、貴重であり、人類の未来に貢献できるものである、と信じているからです。

 

 

日本とガラパゴスの橋渡し

日本から遠く離れているガラパゴス諸島。

それでも日本からの年間訪問者数はおよそ2,000人(2013年)と、国別訪問者数トップ10に入り、アジアでは最も多い数です。

また日本は、発展途上国のエクアドルにあるガラパゴスの保全を、官民問わず長きに渡って支援してきました。

これらはひとえに、ユニークで素晴らしいガラパゴスの自然や、ガラパゴスの科学的価値を、多くの日本人が認知し、強い関心を持った結果であると言えます。

 

2001年、ガラパゴスの沿海で大型タンカーが座礁し、大量の重油が海に流出、沿岸は甚大な被害を受けました。

このニュースを見た多くの日本人が支援や協力を申し出ましたが、残念ながら当時は、その思いの受け皿がなく、支援は断片的にしか行われませんでした。

このことを切欠に、それまで個人的にガラパゴスと日本の橋渡しをしてきた研究者らが、ガラパゴス諸島の保全を日本から組織的に支援する団体を作ろう、と集まってできたのが、JAGAです。

 

2011年、小笠原諸島が世界自然遺産に登録されました。

小笠原とガラパゴスには、その地理的条件や生物の進化現象などで共通点が多く、また保全上の抱える課題も似ています。

半世紀以上の保全の経験を持つガラパゴスと、日本の科学や技術を結集して行われている小笠原の保全。

繋がれば双方にとって利益になるのではないか──。

 

JAGAは、日本とガラパゴスの橋渡しをすることで、ガラパゴスを保全し、ガラパゴスから生まれる科学の知を守り、そして日本の自然を守ることに貢献したいと考えています。

多くの日本の方にガラパゴスに行って、手付かずの自然を体験してほしいと思います。

 

さあ、ガラパゴスへ行きましょう! ¡Vamos a Galapagos!

 

 

チャールズ・ダーウィン財団への支援

 

JAGAは、チャールズ・ダーウィン財団が行う保全活動に支援を行っています。

財団の運営するチャールズ・ダーウィン研究所は、ガラパゴスの保全のために調査研究を行う研究機関です。

JAGAが、ダーウィン研究所の活動を支援するのは、自然環境の保全をする上で科学の力は不可欠である、というメッセージでもあります。

 

CDFの運営を担う理事や理事長は、世界中の科学者らで構成される総会で決定するため、多くの科学者がCDFの事業について議論を深め、ガラパゴス保全の道筋を作っています。

CDFの総会の議決権を持つ科学者は日本に二人。

一人はJAGA会長の伊藤秀三、もう一人はJAGA会員で元理事の松岡數充長崎大学教授です。
JAGAとCDFは、2006年に「相互協力協定」を結び、お互いの活動を支え合うことを約束しています。

CDFはJAGAからの保全の意思を受け取って活動し、JAGAはCDFの日本窓口として機能しています。

 

世界には、ガラパゴスの保全を支援したいという多くの人たちがいます。アメリカ、イギリス、ドイツ、北欧などの欧米各国では、JAGAの姉妹団体(Friends of Galapagos Organizations =FOGOs)が同様に活動をしています。

みなさんも、私たちの輪に入りませんか?

 

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