ガラパゴスサポーターになる

ガラパゴスサポーターになる

 

 

ガラパゴス諸島は、生き物たちの楽園といわれ、手付かずの生態系や生物の進化を“ありのまま”、“目の前”で見ることができる場所です。しかし今のガラパゴスの姿は、保全なくしては存在しなかったでしょう──

 

17世紀頃から、ガラパゴスにはゾウガメや鳥類を捕獲する船乗りたちが多く訪れ、たくさんの生きものが人間の食料となり、生息数を減らしていきました。

また人間の入植に伴って大陸からの外来種(他地域から持ち込まれた生物)がガラパゴス諸島に多く侵入して、生態系の一部を大きく変化させま した。

周囲と隔絶されていたからこそ、地球上でも希少な原生の姿で残ってい た生態系は、人間の存在によって、その一部が壊されてしまったのです。

 

20世紀半ば、ガラパゴス諸島の保全に立ち上がったのは科学者たちで した。

1959年に設立された国際NGO「チャールズ・ダーウィン財団」と同年設 置されたガラパゴス国立公園管理局により、懸命の研究活動・保全活動が 行われた結果、ゾウガメをはじめ、多くの生物が絶滅を免れました(残念 ながら絶滅してしまった種もあります)。

 

今、まさに懸命な保全活動は継続されています。しかしながら、次々に起こる問題の解決に追いついていないのが現状です。

 

近年の観光客の増加に伴う経済活動の発展は、外来種による脅威を増大させ、特に目に見えにくい、病原菌などの対策はより複雑かつ専門的になってきており、保全活動は困難を極めています。

また、人間生活におけるゴミ処理問題や、漁業などの一次産業の生態系へ の影響なども問題化しており、今でも多くの支援を必要としている現状が あります。

 

2007年ユネスコは、島民生活や観光による経済活動の生態系への圧力が 高まっており、その保全策が不十分として、ガラパゴス諸島を「危機遺産 」リストに登録しました。

その後、エクアドル政府が保全に本腰を入れたことから、2010年にはリ ストから外されましたが、外来種などの脅威がなくなった訳ではありません。

 

ガラパゴスは地球の縮図です。持続可能な社会のあり方を模索し、挑戦しているのがガラパゴスです!

 

では、人間の居住や観光をなくし、研究者や保全関係者のみ力で、ガラパ ゴスは素晴らしい自然を保っていけるのでしょうか?

 

生態系の保全には、多額の資金が必要です。特にガラパゴスのように広い 面積(沖縄県の3.5倍)、多種多様な生物を有する場所では、人も知恵も協力も多く必要になります。

発展途上国にあるガラパゴスの保全は、観光を中心とする経済活動によっ て成り立っています。

居住者がいなくなれば、観光ができなくなり、観光がなくなれば保全資金がなくなります。

長年住んでいる居住者を、追い出すわけにも、経済活動を禁止するわけにもいきません。

人類共通の財産とされるガラパゴスの自然を維持・保全しつつ、いかに人 間が住み、素晴らしい自然を観察し、科学の知を得られるのか。

持続可能な社会のあり方を、模索し、挑戦しているのが、ガラパゴスの現在の姿で あり、持続可能な社会の構築こそがガラパゴスが目指しているものです。

 

ガラパゴスの現状は、環境問題を抱える現在の地球の姿と重なります。

ガラパゴスで持続可能な社会が実現すれば、地球環境の保全にとっても役 立つものになるかもしれません。

 

実現するために必要なもの

 

ガラパゴスの保全に必要なものは、保全のための科学、保全資金、そして島民の協力と教育です。

ガラパゴスの保全科学を担うチャールズ・ダーウィン財団(CDF)の運営資 金は、世界中からの寄附により賄われています。

JAGAも入っているネットワーク「Friends of Galapagos Organizations (ガラパゴス友の会)」は世界10カ国余りに広がり、CDFの活動を支えています。

 

また、保全活動を長期的に行っていくために、自分たちが住む場所を守ろ うとする島民の育成や子どもたちへの環境教育も、なくてはならないもの です。

 

JAGAでは、皆さんからいただいた支援金で、CDFの行う保護区の調査研 究や生態系の保全活動の他に、居住区における島民が行うプロジェクトに ついても支援をしています。

 

ガラパゴスの保全を支える世界の輪に、入りませんか?

多くの皆さんのご賛同とご支援を、お待ちしています。

 

皆さまからの支援が、ガラパゴスの自然を守る活動を大きく支えています。
今後も継続して、現地活動を支援していきます。

 

直接支援(チャールズ・ダーウィン財団現地保全活動支援金)

【2008年度】:3,230,789円

【2009年度】:2,991,975円

【2010年度】:3,023,118円

【2011年度】:1,717,867円(新NPO会計基準採用のため減)

【2012年度】:2,413,512円

【2013年度】:2,026,365円

【2014年度】:2,289,446円

※2015年度は、2016年9月頃の発表となります。

 

直接支援プロジェクト

・チャールズ・ダーウィン研究所の保全プロジェクト全般(指定なし)

(※毎年の体験学習ツアーの際に直接寄附を渡しています。)

・イサベラ島環境教育支援(2006年〜2008年)

・ガラパゴスの森再生プロジェクト(2007年、2008年)

・ネイティブ・ガーデン・プロジェクト(2008年〜2013年)

・プロジェクト・フロレアナ(2009年〜)

・農業、森林再生、島民自立支援プロジェクト(2013年〜)

・ガラパゴス・ベルデ2050(2013年〜)

・ガラパゴスペンギンの保全支援(2014年〜)

間接支援

日本の企業や保全基金と、チャールズ・ダーウィン財団とのマッチングや仲介など

・トヨタ自動車ハイラックス3台寄附

・経団連自然保護基金助成事業

など

 

支援プロジェクトの紹介

 

例)JAGAが、日本の慈善団体であるBESSフォレストクラブ(東京)の助成を受けて支援したCDFの保全事業に、ネイティブ・ガーデン・プロジェ クトがあります。

2008年から5年間続いたこの保全事業は、人間の居住区において、ガラパ ゴスに本来ある植物(ネイティブ)を使って、個人宅の庭や公共の花壇な ど(ガーデン)を作ることを奨励・推進するプロジェクトです。

諸島に侵入した外来植物のうち、園芸用に移入された植物種が最も多かっ たことから、これをネイティブ植物に置き換えることで、外来植物の侵入 を減らそうという目的で始まりました。

5年間で15000本以上の苗を植樹したばかりでなく、外来種と在来種を区 別したり、自宅の庭や身近な公園・街路樹に植える植物を考えたりするこ とで島民に保全の意識が芽生え、子供たちへの環境教育へも応用されて、 社会全体の意識が変わるという、大きな成果を出すことができました。

 

このような、島民を主役にした保全プロジェクトは、継続性があり、なお かつ効果や将来への影響が大きいため、今後も続けられることになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

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