ネイティブ・ガーデン・プロジェクト

ネイティブ・ガーデン・プロジェクト

「ガラパゴス本来の自生種(ネイティブ)」を植えて庭(ガーデン)を作りましょう!

JAGAは、ガラパゴス諸島サンクリストバル島で、現地保全機関「チャールズ・ダーウィン財団(研究所)」が行っている「ネイティブ・ガーデン・プロジェクト」を支援しています。このプロジェクトは、BESSフォレストクラブ、およびJAGA会員からの寄附などによって2008年から支援が始まり、今年2012年で5年目となります。

 

ネイティブ・ガーデン・プロジェクトとは?

種苗場で作られたウチワサボテンの苗

人間の住む「居住区」で、個人の庭、公共施設の花壇や庭園、道路脇の植栽や街路樹などに、外来種の植物ではなく、「ガラパゴス本来の自生種(ネイティブ)」を植えて庭(ガーデン)を作りましょう!
という取り組みです。

 

 

プロジェクトの背景

大陸から隔離された環境下で、多種多数の固有の生物を有するガラパゴス諸島。

しかし人間の居住が始まって以来、多くの外来種が侵入し、保護区に広がり、本来の生態系を壊し始めています。中でも植物の外来種は種子が容易に侵入して拡散するため、駆除管理が難しく、外来種管理における大きな課題の一つです。

これまで確認された植物の外来種は1000種を超え、自生の(もともとガラパゴスに生育している)植物の種数を上回っています。

そして外来種のうち半数以上の種が、島民の園芸用・鑑賞用として移入されたことが分かっています。

固有種の苗を持って植樹に向かう子供たち

外来の植物は、色鮮やかで見た目が美しく手入れ方法なども分かっていることなどから、ガラパゴス固有の植物よりも、園芸鑑賞用として島民に好まれてきました。

しかし諸島全体の生態系を守るため、これ以上の外来種の侵入・拡散を防ごうという試みの中から、この「ネイティブ・ガーデン・プロジェクト」が生まれました。

 

また諸島では過去、漁民や農民による海洋資源の乱獲や違法な開拓による環境破壊が起きましたが、島民と保全機関との間で利害が一致せず、1990年代には大きな衝突が起きました。

この事件をきっかけに、人間の経済活動と自然環境の保全をどのようにして両立させるかという、「人と自然の共生」、「持続可能な社会の構築」ということに焦点を当てた保全事業が始まりました。

自生種(ネイティブ)で作られた庭(ガーデン)

 

このプロジェクトを推進することで、島民に「なぜガラパゴスの保全が必要か」「どのようにしたら保全ができるか」「保全をすることで自分たちにどのような利益があるか」などを説明する機会ができ、更に、島民が保全に関心を持ったり、保全の担い手として育ったりするきっかけとなることも期待されています。

特に、身近な植物を使った子供たちへの環境教育は理解が容易で、その親への波及効果も考えると、影響は将来のガラパゴス社会全体に広がるものと期待されています。

 

 

 

プロジェクトの目的

1)外来植物の侵入と拡散を削減・防止する。

2)島民に、諸島の普遍的価値と保全について知ってもらう。

3)島民の保全への参画を促進する。

4)観光客へのアピールになり、島民が諸島や保全に誇りを持つ

5)種苗生産により、島の森林再生事業も促進する。

※島固有の植物はこの島内でしか苗が生産できないため。

 

 

成果

ネイティブガーデンプロジェクト5年の奇跡

 

 

ネイティブ・ガーデン・プロジェクトの実績一覧

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