(追記:2007年8月4日)
※シンポジウムは、終了いたしました。
当日は87名の皆様にご参加頂き、盛会となりました。誠にありがとうございました。
今後ともJAGAをよろしくお願い致します!
第3回日本ガラパゴスの会シンポジウムのご案内
2007年7月10日:JAGA
ガラパゴス諸島の運命
2007年6月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界遺産委員会は、1978年に世界自然遺産第一号として登録されたガラパゴス諸島を、緊急の保全策が必要な「危機遺産」リストに登録しました。その背景は単純ではありません。チャールズ・ダーウィン研究所グラハム・ワトキンス所長はこう語っています:「ガラパゴスで起きている問題は、フカヒレの乱獲やナマコの不法・過剰漁業といった、一つの問題に集約できるものではありません。根底にある問題は、持続不可能な社会経済モデルを導入して、より多くの投資、移民、物品、そして外来種を持ち込み、島民と保全を十分に結びつけなかった構造そのものです。」
はたしてガラパゴス諸島の保全に望みは残されているのでしょうか。世界130カ国を訪れ、環境破壊の現場をつぶさに調査した演者による講演を中心に、島の持続可能な開発を考えます。
【日時】:2007年 8月 4日(土)14:30?17:00
【場所】:東京大学弥生講堂一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1:03-5841-8205)
東京メトロ南北線「東大前」駅徒歩1分
※ 駐車場はありません。お車でのご来場はご遠慮下さい。
【参加費(資料代)】:一人500円(JAGA会員は無料・当日入会可)
【お申し込み】:参加申込みフォームよりお申し込みください。
※シンポジウムは終了いたしました。
※メール・お電話・FAXでも可。下記事務局までご連絡ください。
※定員200名 (定員に達し次第締め切りとさせていただきます。)
【対象】:どなたでも参加できます。
【主催】:特定非営利活動法人日本ガラパゴスの会
【プログラム】(予定)
1.開会挨拶
2.ガラパゴスの危機遺産入り-その背景と現状 (14:35?14:50)
3.講演 (14:50?16:00)
『乱開発で食いつぶされる島の自然』
石 弘之(北海道大学大学院教授・JAGA理事)
「海洋島はその隔絶性から生物が独自の進化をとげることが多く、それだけに生物多様性は高い。一方で、環境容量が小さいので開発圧や人口圧で容易に生態系が崩壊する。その典型はイースター島であろう。この島が、ポリネシアから20人たらずの最初の移住者が渡ってきてわずか1000年で数千人に増えた人口が島の自然を食いつぶして崩壊したのは、最近ではよく知られている。ガラパゴス諸島も、私が最初に訪ねた1970年代半ばには島の人口は3000人といわれた。これが最近の統計では2万7000人を超えたという。人間に食いつぶされて、イースター島のような運命をたどらないことを、切に祈るばかりだ。」
石 弘之(いし・ひろゆき)
1940年東京都に生まれる。東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。編集委員、ニューヨーク特派員などをつとめる。96年から東京大学大学院教授。2002年から駐ザンビア特命全権大使。現在北海道大学大学院教授。この間、国連環境計画特別顧問、国連東欧環境センター理事、国際協力事業団参与などを兼務。世界約130ヵ国で調査。ガラパゴス諸島には1980年から3回訪問。主な著書に『地球環境報告Ⅰ・Ⅱ』『酸性雨』(以上、岩波新書)『私の地球遍歴』(講談社)『子どもたちのアフリカ』『森林破壊を追って』(朝日新聞社)など。
4.質疑応答 (16:00?16:20)
5.報告!ガラパゴス森再生プロジェクト (16:20?17:00)
6.閉会
【懇親会】:プログラム終了後、東大赤門脇の学士会館分館2階3号室で懇親会を予定しています(17:30?19:00、会費3,000円程度)。参加ご希望の方は、シンポジウムへのお申込と合わせて、お申し込みください。
【お問い合わせ・参加申し込み】:
≫お申し込みはこちらから≪
※シンポジウムは終了いたしました。
※メール・お電話・FAXでお申し込みの場合は、参加人数、お名前、ご連絡先を明記の上、
下記事務局までご連絡ください。
日本ガラパゴスの会(JAGA)事務局
〒107-0061 東京都港区北青山3-15-13-403
ネイチャーズ・プラネット内
直通電話 070-6429-4770(当日連絡先)
電話/FAX 03-5766-4060
E-mail: event●j-galapagos.org(●を@に変えて送信ください。)