Home » ガラパゴスってどんなところ? » ガラパゴスの保全活動
現在ガラパゴスでは、様々な団体が、ガラパゴスの保全のために活動を行っています。その中でも中心的な役割を担っているのが、以下の団体です。
- 国際NGO チャールズ・ダーウィン財団
http://www.darwinfoundation.org/(英語) - エクアドル政府管轄のガラパゴス国立公園管理局
http://www.galapagospark.org/png/index.php(英語・西語)
チャールズ・ダーウィン財団(Charles Darwin Foundation; 以下「CDF」と略)は、現地にあるチャールズ・ダーウィン研究所を運営する国際非政府団体(NGO)で、その運営は、世界中の個人や企業などからの善意の寄付および助成金等により支えられています。ダーウィン研究所では、それらの資金によって職員・ボランティアら約200名が、保全活動に従事しています。
ダーウィン研究所が行っている主な活動
ダーウィン研究所では、以下のような活動が行われています。
- 固有生物および生態系の復元・保全のための調査および研究
- 絶滅が危惧されるゾウガメなどの固有動物の保護と人工繁殖
- 固有生物および生態系を脅かす外来生物の駆除を目的とした調査および研究
- 外部研究者の受け入れと研究活動への協力
- エコツーリズムに関する調査および指導
- 島民(特に子供達)への環境教育プログラムの企画および実行
- 居住区における持続可能な開発と保全活動の両立のための助言および指導
その他、活動は多岐に渡ると共に、問題が起きる都度増える。
※ 具体的な保全活動に関しては上記サイトやCDFからの最新情報を翻訳し、今後当サイトに掲載していく予定です。
●JAGAは、CDFの理念を支持し、同研究所で行われている活動を支援しています。
ガラパゴス国立公園が行っている活動
- 国立公園(諸島の97%)および海洋保護区(諸島全周辺海域約13.8万km2)における監視・取り締まり
- 保護区のゾーニング(区域分けと区域内の管理)
- 研究活動への許可証の発行と活動の管理
- ゾウガメなどの固有生物の保護、人工繁殖、およびマーキング
- 外来生物の駆除と分布調査、モニタリング
- 観光および観光船の登録・管理
ガラパゴス国立公園規則(観光客が守ること) - ナチュラリスト・ガイドの教習と資格供与
- ナマコ・イセエビをはじめとした漁の監視と管理
- 漁業者の管理:漁船の登録と許可証の発行
- 島民への環境教育
- 持続可能な開発および島民の自立支援
- 島内コミュニケーションの促進:ラジオ放送の実施
- 漁業者のブルーツーリズム導入支援 など。
(以上、2006年1月までガラパゴス国立公園でインターンとして現地で活動していた中里真次郎さんからの情報を基に編集しました。)
このように、ガラパゴスの保全活動は多岐に渡り、また近年の人口・観光客の増加や社会状況の変化に伴いさらなる問題も抱え、年々困難なものとなっています。また、エクアドルの経済危機により、国際社会の協力が不可欠となっています。
※ガラパゴスを守るため、行かれる方は絶対に守ってください。
ガラパゴス国立公園では、保全のために、入園する観光客に対して以下の規則を定めており、観光客はこれを順守しなければなりません。
これからガラパゴスへ行かれる方は、これらの規則を必ず守り、観光してください。規則は、通常現地でナチュラリストガイドから外国語で説明を受けます。規則が守られない場合、ガラパゴスの自然が大きく壊れる可能性があります。以下の項目をよく理解した上で出発してください。
なお、「ガラパゴス国立公園」は、ガラパゴス諸島全体(陸地)の約97%にあたる部分を指し、残りの約3%は島民の居住区や農地などになります。国立公園内には、資格を持ったナチュラリストガイドの同行がないと、一般の観光客は入ることができません。
※原文はガラパゴス国立公園管理局のサイトをご覧下さい。(英語・西語)
Parque Nacional Galápagos
ガラパゴス国立公園規定
〜Rules for visitors to the Galapagos Islands〜
- 稀少な自然を守るため、植物、動物はもとより、石といえども、何一つ変わりなく、そのままの状態にしてください。諸島からいかなるものも持ち出してはいけません。とっていいのは、写真だけです。
- ガラパゴスの島々は、それぞれが固有の植物相、動物相、景観を保っています。外部からの動物、種子、植物、昆虫などの移入は、非常に深刻な問題をもたらします。これらを防ぐには、皆さんの協力が必要不可欠です。
- ガラパゴスの動物たちには、絶対に触れたり、なでたりしないで下さい。皆さんの安全のためでもありますが、そのような行為により、彼らのもっている人間を警戒しない性質が簡単に失われ、従来の行動を変化させるおそれがあるからです。
- ガラパゴス固有あるいは野生の動物たちは、それぞれ特有の自然な採餌行動をとります。彼らにいかなるものも与えないでください。彼らを傷付ける恐れがあります。
- 毎年何万人もの人がガラパゴスを訪れます。その人たちが皆、貝殻や植物を取ったり、動物に手を出したりしたらどうなるか考えてみてください。
- ガラパゴスの海鳥たちは、人が邪魔をしたり追いかけたりすると、巣を離れてしまい、卵や雛が巣から出てしまったり、直射日光にさらされたりします。鳥から少なくとも2mは離れて観察してください。
- ガラパゴスを可能な限り自然な状態で保つために、大陸から生き物を持ち込まないでください。諸島内の別の島からの持ち込みも禁止されています。植物、種子、昆虫、伝染病などは、島の脆い生態系には非常に危険です。
- ガラパゴス国立公園内の旅行者の見学地や歩行路は、明確に印が付けられており、安全が保障されています。そこから外には出ないでください。
- 観光船からの釣りは禁止されています。
- いかなる種類のゴミも、自然の作用の妨げとなり、また独特な島の景観の魅力をそぐものです。見学地や海、諸島周辺でのゴミの投げ捨ては絶対にしないでください。アシカは空き缶を海底に集めて遊ぶうちに、鼻を切ってしまいます。ウミガメはプラスチックを食べて、腸閉塞で死んでしまいます。諸島内には何一つ残してはいけません。残していいのは足跡だけです。
- 人が居住している島では、木製や陶製などのガラパゴスの土産物を買うことができますが、黒珊瑚、ウミガメの甲羅、アシカの牙、貝殻などでできた土産物を買うことは、保全の原則に反する行為です。
- いかなる岩や岩壁などへの、名前や文の落書きは、無知で下品な証であり、景観を著しく損ねます。覚えておいてください「あなたの名前が残ることは、ガラパゴスの自然(が残ること)以上に大切なことではありません。」
- 国立公園内では、発火あるいは喫煙は禁止されています。たった一本のマッチやタバコの不始末から火事となることを忘れないでください。これらの不注意が原因で1985年と1994年にイサベラ島では大火災が発生しました。
- キャンプ指定区域内でキャンプをする場合は、国立公園の許可が必要です。
- プロの撮影・取材は、ガラパゴス国立公園の特別な許可が必要です。
- 観光客や国立公園の安全が損なわれる状況を発見したら、直ちに公園監視官、警察、エクアドル海軍、またはガラパゴスの州観光会議(CAPTURGAL)までご報告下さい。
- 自然保護の姿勢を示すことを恥ずかしがらないでください。国立公園のこの規則を、他の人にも知らせ、これに従うよう促してください。
以上




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