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更新日:2007年6月15日 2007年5月23日:Galapagos ガラパゴス国立公園発表
原文記事(西語)

実験計画に警戒するガラパゴス国立公園当局

 諸島の保護区の管理を任されている組織であるガラパゴス国立公園(PNG)は、米国企業プランクトス(PLANKTOS Inc.)が行おうとしている実験の一つが、ガラパゴス海洋保護区の近くであることに、深刻な警戒をしています。

 PNGは、ユネスコによって人類の財産(世界自然遺産)として宣言されているガラパゴス諸島の脆弱な生態系に悪影響を与えかねないこの実験に対し、実験の情報公開と中止を求め、繰り返し公式に干渉しています。

 プランクトス社は船舶ウェザー バード二世号を利用して、鉄のナノ単位粒子を一万平米に渡り、放とうとしています。その目的は、鉄によって植物プランクトンを繁殖させ、その後大気中の二酸化炭素を吸収すべく太平洋の中央部へ送り出すことで、地球温暖化を緩和しようというもの。

 これに対し国際的な科学者や海洋学者は海洋生態系に予測できない悪影響を与え、海洋の食物連鎖の基盤を変化させうるもので、科学的に疑問があり、また環境的に危険なものと指摘しています。

 科学者団体のロンドン会議がIUCN(国際自然保護連合)に提出した報告では、数年にわたる調査でも、この二酸化炭素吸収の方法の効力には大きな疑問があり、海洋生態系に与えるインパクトや二次的被害の可能性を慮り、反対を表明しています。

 PNGはこれまでのところ、この実験の公式な表明を責任者またはこの会社の経営者から受け取っておらず、様々なメディアからの情報提供やプランクトス社のこの実験を推進するホームページ上から情報を得ている状態です。

 地理上の実験地点やその予定日時も分かっていない状態ですが、プランクトス社のホームページではその場所が諸島の数百キロメートル西であると表記されています。しかし、PNGの研究者はそれらに利用される物質が海流に乗りガラパゴス諸島の海岸にまで届くことを非常に心配しています。〔訳:池戸嗣式(リマ)〕

(後日続報を掲載予定)

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